右上7番歯根破折
投稿日:2019年11月18日
カテゴリ:院長ブログ
以前、重度の歯周病のため、ブラッシング指導(TBI)、スケーリング(SC)、スケーリング・ルートプレーニング(SRP)、歯周外科(FOp)を行いました。そして、歯周組織が改善し、炎症が落ち着き、歯肉が安定した後、右上4番から右上7番まで、FMC(銀歯の被せ物)で歯周補綴(永久固定)しました。
その後、経過がよかったのですが、右上7番の近心歯頚部にカリエス(虫歯)を発見しました。患者さんに説明し、右上7番のFMC(銀歯)とメタルコア(土台)を外しました。そうすると、歯根が二つに割れていることがわかりました。
そのため、保存不可能と診断し、抜歯することとなりました。
麻酔を歯の周囲にした後、5分くらい効き目を待ちました。
5分後、へーベルという器具を歯根の隙間に入れると、簡単に歯根が脱臼してきたため、取り出しました。その後、歯根破折したもう一方の歯根もへーベルで脱臼させて、取り出しました。
その後、肉芽組織という炎症性の組織を除去し、縫合して終わりました。
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