歯に異常がないのに痛みや違和感を感じる歯科心身症とは?
投稿日:2024年3月5日
カテゴリ:スタッフブログ
歯に異常がないのに痛みや違和感を感じる歯科心身症について
札幌市西区の歯医者「村川歯科医院」の歯科衛生士です。
歯に痛みや違和感を感じて検査を受けたにも関わらず、歯には何も異常がないというケースが稀にあります。そのような場合は「歯科心身症」によって、歯に痛みや違和感を感じていることが考えられます。
歯科心身症は明確な原因が特定できないため、症状の改善が難しく、中には不必要な治療を受けたことによって症状が悪化するというケースもあります。今回のブログでは、そんな歯科心身症についてお話ししたいと思います。
歯科心身症の主な症状や疾患
歯科心身症の主な症状や疾患については下記のようなものが挙げられます。症状によっては歯やお口が直接的な原因ではないこともあります。そのような場合は心理療法や薬物療法が有効なケースもあります。
非定型歯痛
非定型歯痛とは、歯に異常がないのに痛みや違和感を感じる状態です。治療後の歯の痛みが続くなどの症状も非定型歯痛に分類されます。虫歯などで痛みを感じる場合は神経を抜く、抜歯することで痛みや違和感は解消されますが、治療を繰り返し行っても痛みや違和感が続く場合には非定型歯痛が疑われます。中高年の女性に多いのが特徴です。
舌痛症(ぜっつうしょう)
舌痛症(ぜっつうしょう)は、舌に目立った異常がないのに「舌がピリピリと痛い」という症状が長期的に続く状態です。ストレスなどの精神的な問題や更年期障害と関連があると考えられており、特に中年女性に多い症状です。
咬合の異常感
適切な咬み合わせにも関わらず、咬み合わせに違和感や異常を感じるという状態です。治療でつめ物・かぶせ物を装着したことをきっかけに起こることが多いです。神経質な方が生じやすく、咬み合わせのことを気にすれば気にするほど、適切な咬み合わせが分からなくなり、症状が長引く可能性があります。
口臭恐怖症
口臭恐怖症は特に気にするような状態ではないのに、自身の口臭が気になり、悩んでしまう状態です。真面目で繊細な人がなりやすく、口臭を気にすることによって対人関係や日常生活に支障が出る場合があります。
顎関節症
歯科心身症のストレスが原因で歯ぎしりや食いしばりが習慣になり、顎関節に負担がかかることによって顎関節症を引き起こすことがあります。このようなケースで引き起こされた顎関節症については、歯科心身症の1つともいえます。
歯科治療恐怖症
歯科治療恐怖症は、これまで受けた歯科治療のトラウマによって不安や恐怖を感じ、歯科治療がまともに受けられないという状態です。極度の恐怖や緊張によって体調が悪くなったり、息苦しくなるなどの症状を伴うことがあります。歯科医院によっては、歯科治療に対する恐怖心を緩和する笑気麻酔や静脈内鎮静法などの特殊な麻酔も扱っているため、歯科治療恐怖症の方は事前に相談してみましょう。
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