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高齢者がインプラント治療を受けるメリット・デメリットとは?

投稿日:2024年7月24日

カテゴリ:スタッフブログ

高齢者がインプラント治療を受けるメリット・デメリットについて

高齢者がインプラント治療を受けるメリット・デメリット

札幌市西区の歯医者「村川歯科医院」の歯科衛生士です。

歯を失った際の治療法には、ブリッジや入れ歯、インプラントなどがあります。その中でもインプラントは外科処置が必要となるため、高齢者でも受けられるの?と不安に思う方は多いのではないでしょうか。

インプラント治療自体に明確な年齢制限はありませんが、顎骨が成長段階にある未成年をはじめ、体力や治癒能力が低下している高齢者の場合は受けられない可能性があります。しかし、高齢だから必ずしもインプラント治療ができないというわけではありません。年齢というよりも顎骨の状態をはじめ、口腔内や全身の健康状態が重要といえます。

今回のブログでは、高齢者がインプラントを受ける際のメリット、デメリットについてお話したいと思います。

高齢者がインプラントを受けるメリット

よく噛める(食事を楽しめる)

インプラントは人工歯根を顎骨に埋め込みその上に人工の歯を取り付けます。天然歯と同じ構造をしているため、入れ歯やブリッジと比べて違和感なども少なく、なによりよく噛めることが特徴です。しっかりと噛めることで食べ物を制限することもほとんどないため、食事を楽しむことができます。

見た目の若々しさを保てる

インプラントは天然歯に近い質感で、入れ歯のバネのように目立つ固定器具も必要ありません。また、しっかり噛めることでお口周辺の筋肉が鍛えられるため、見た目の若々しさを保つことができます。

認知症リスクの軽減が期待できる

インプラントは天然歯のようにしっかりと噛めるため、バランスの良い食事を摂取しやすくなるだけでなく、咀嚼時の刺激によって脳が活性化するため、認知症リスクの軽減が期待できます。

ケアや管理がしやすい

インプラントは顎骨としっかりと結合しており、天然歯と同じ感覚でお使いいただけます。入れ歯のように外して洗浄する必要もないため、ケアや管理がしやすいといえます。

高齢者がインプラントを受けるデメリット・注意点等

身体への負担が大きい

インプラント治療は人工歯根を埋入する外科処置が必要なため、身体への負担が大きくなります。手術はもちろん、経過観察のために複数回通院が必要なため、体力が必要となります。

インプラントが適用できない場合がある

骨粗鬆症などによって骨の密度が低下していたり、全身疾患が患っていたりする場合はインプラントが適用できない場合があります。

細菌感染リスクが高くなる

加齢と共に免疫力は低下していきます。高齢者は若い方に比べて免疫力が低いため、インプラント治療の際の細菌感染リスクが高くなってしまいます。

インプラントと顎骨が結合しにくい

高齢者は傷口の治癒力も低下しているため、インプラントと顎骨が結合しづらいといえます。しっかりと結合できていない場合は再治療が必要になったり、状態によっては手術自体が失敗となる可能性もあります。

定期的にメンテナンスが必要

どの治療にも共通していることですが、治療後に良い状態を維持するためには日々のケアはもちろん、定期的に歯科医院でメンテナンスやクリーニングを受ける必要があります。高齢者の方で定期的に通院が困難な場合は、インプラント治療をおすすめできません。

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