虫歯が多い子どものデメリットについて
投稿日:2022年4月25日
カテゴリ:スタッフブログ
虫歯が多い子どものデメリットについて
乳歯は成長に伴い、永久歯(大人の歯)へと生え変わります。そのため、乳歯が虫歯になっても「いずれ生え変わるから大丈夫」と考える方も少なくないのではないでしょうか。しかし、乳歯の虫歯が多かったり、放置したままにしたりすると、様々な悪影響が予想されます。
今回は虫歯が多い子どものデメリットについてお話したいと思います。
歯が痛くなる
乳歯の虫歯が多くなることによる一番のデメリットは「歯の痛み」だと思います。治療せずに放置していると、症状が進行して痛みも強くなってしまいます。
歯並びが悪化する
乳歯の虫歯が多いと、歯並びが悪くなってしまう可能性が高くなります。乳歯の虫歯が重症化して、永久歯の生え変わり時期よりも前に抜歯をした場合は、空いたスペースに周囲の歯が倒れ込むため、歯並びや噛み合わせが乱れてしまいます。また、抜歯をせずとも虫歯でボロボロな状態だと、噛む力によって歯が少しずつ動くことがあるため、永久歯の歯並び・噛み合わせに悪影響を与える可能性があります。
運動時などに本来の力が発揮できない
運動などをする際は、歯を食いしばることによって瞬間的な力を発揮することができ、ボールを投げたり、走ったりなどのスピードや距離を高めることができます。しかし、虫歯が多い場合や歯並び・噛み合わせが悪い場合は、力いっぱい噛みしめられないため、本来の力が発揮できない可能性があります。
太りやすい
虫歯が痛いと食事中にきちんと噛まなくなるため、満腹中枢への刺激が弱まってしまい、必要以上に食べすぎてしまう可能性があります。また、麺類やカレー・シチューなどの食べやすくてカロリーの高い物を好むため、乳歯の虫歯が多い場合は、虫歯のない子どもに比べて太りやすいといえます。
今回は、虫歯が多い子どものデメリットについてお話させていただきました。虫歯による痛みの他にも歯並び・噛み合わせが乱れなど、永久歯にも様々な悪影響が及んでしまう可能性があります。乳歯はいずれ生え変わるからといって軽視せず、虫歯予防・虫歯治療に取り組みましょう。
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