生えかけの親知らずが痛い時の応急処置と歯科医院での対応
投稿日:2022年4月5日
カテゴリ:スタッフブログ
生えかけの親知らずが痛い時の応急処置と歯科医院での対応
今回は前回のブログ(生えかけの親知らずが痛む原因とは?>>)に引き続き、生えかけの親知らずが痛む時の応急処置と歯科医院での対応についてお話しようと思います。
生えかけの親知らずが痛む時の応急処置とは?
痛み止めの薬を飲む
夜中や仕事中など、すぐに歯科医院に行くことができない状況で生えかけの親知らずが痛み出した場合は、痛み止めの薬を飲んで痛みを和らげましょう。
親知らずの周りを冷やす
生えかけの親知らずが急に痛み出した場合は、親知らずの周辺を冷やしましょう。炎症や腫れが緩和され、痛みを和らげることができます。急激に冷やすと痛みが強くなることがあるため、濡らしたタオルや冷却シートなどで冷やすようにしましょう。
歯磨き・うがいをする
生えかけの親知らずが痛む場合は、親知らずの周辺に汚れが蓄積し、細菌が繁殖して炎症が起こっている可能性があります。歯磨きや洗口液でのうがいでお口の中を清潔にし、細菌の数を減らすことで痛みの緩和が期待できます。
負担や刺激の少ない食事を心がける
生えかけの親知らずは、周辺の歯茎が腫れていたりすることが多くあります。そのため、固いものや刺激の強い食べ物は控え、反対側の歯で噛むなど、できるだけ負担がかからないように心がけましょう。
栄養と睡眠を取る
免疫力が低下すると、細菌が繁殖して炎症が起こりやすくなります。免疫力が下がらないよう、バランスの良い食事と睡眠をきちんと取りましょう。
生えかけの親知らずが痛む際の歯科医院での対応
親知らず周辺の清掃・消毒
親知らず周辺の炎症を緩和するため、溜まった汚れを取り除きます。必要に応じて消毒や腫れを緩和するためのお薬などを塗布します。
抗生物質・痛み止めなどの処方
親知らずの状態によっては抜歯することもあります。しかし、痛みがある状態で抜歯すると、痛みが強くなる可能性があるため、ひとまず、抗生物質や痛み止めを処方して炎症を抑えてから、抜歯するか経過を観察するかを判断します。
親知らずの噛み合わせ調整
上下の歯を噛み合わせた際、腫れている歯茎を噛むことがないよう、必要に応じて親知らずの噛み合わせを調整します。
親知らずの抜歯
生えかけの親知らずが頻繁に炎症を起こし痛みや腫れを伴う場合、または親知らずが虫歯や歯周病になっている場合には、周囲の歯への悪影響なども考慮し、抜歯をご提案します。
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