歯科治療後に食事をする際の注意点とは?
投稿日:2022年9月16日
カテゴリ:スタッフブログ
歯科治療後に食事をする際の注意点について
歯医者さんで治療を行った後は各処置によって食事のタイミングや注意すべきことが異なります。今回のブログでは、歯科治療後に食事をする際の注意点についてお話したいと思います。
各処置後に食事をする際の注意点
麻酔注射を実施した場合
歯科治療で歯を削る際、虫歯の範囲が大きかったり、深かったりする場合は痛みを伴う可能性があるため、事前に局所麻酔をします。麻酔については治療中はもちろんですが、治療後もしばらくは効果が持続し、感覚が麻痺しています。(麻酔の持続時間は個人差がありますが、2~3時間効いている場合もあります。)
麻酔が効いている間は、飲食物の温度を感じにくかったり、咀嚼時の感覚がおかしくなったりするため、火傷や頬を噛んでお口の中を傷つける可能性が高くなります。お口の中を傷付けないためにも、麻酔の効果が切れるまではできるだけ食事を控えた方が良いでしょう。また、空腹の場合はゼリーやヨーグルト、適温のスープなど、できるだけ噛まずに食べれるものを選びましょう。
仮蓋をしている場合
虫歯治療や根管治療で歯を削ったり、神経を取り除いた場合は治療が完了するまでの間は仮の蓋をします。仮の蓋をした場合は、きちんと固まるまで食事を控えましょう。また仮の蓋は次回の治療までに患部を保護するための簡易的なものですので、耐久性は低いです。治療が完了するまで仮の蓋が取れないよう、できるだけその部分で噛まないようにしましょう。粘度の高いガムやキャラメルは特に取れやすいので注意しましょう。
つめ物・かぶせ物を入れた場合
歯を削った部分につめ物やかぶせ物を装着した場合は、接着用のセメントがきちんと固まるまで負担をかけないようにしましょう。セメントが固まる前に大きな負担がかかると、つめ物・かぶせ物が取れてしまう可能性が高くなるため、治療後最低でも1時間位は食事をしないようにしましょう。
抜歯(外科処置)を行った場合
歯を抜いたり、歯茎を切開したりなど、外科処置を行った後は麻酔が効いており、さらに患部からの出血などもあります。そのため、抜歯や外科処置を行った場合は麻酔の効果が切れてから、出血がおさまったことを確認してから食事するようにしましょう。また、傷口が治癒するまでは辛いものや固いものなど、刺激が強いものや負担が大きいものは控えましょう。
ホワイトニング治療を行った場合
歯を白くするホワイトニング治療を受けた際は、歯の表面にある保護膜(ペリクル層)が剥がれており、着色しやすい状態になっているため、施術後1時間位は飲食を控えましょう。ペリクル層は施術後約24時間程で再び形成されますので、最低でも1日は色素の濃い飲食物を摂取しないように気をつけましょう。
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