前歯部歯根破折
投稿日:2019年11月14日
カテゴリ:院長ブログ
本日、右上1番が歯根破折した患者さんがいらっしゃいました。
以前、左上2番を歯周病で抜歯しましたが、本日、右上1番の除去と右上3番から左上3番までの仮歯の作製を致しました。
歯根破折した右上1番は、運よく歯根の先端ではなく、歯根の歯肉よりのところで破折していたので、抜歯にならずに、保存することができました。
硬質レジン前装冠の装着部位は、除去し、生活歯である左上3番は麻酔して形成しました。左上2番の欠損で、左上3番から、右上3番のブリッジの仮歯です。
土台となる歯(支台歯)の平行性があわないと、ブリッジというのは装着できません。平行性がよくないと、引っかかってブリッジは入っていかないのです。
そのため、大きいミラー用いて、1本1本の歯の形態と平行性をみて、微妙な調整を繰り返します。
形成が終わったあと、即時重合レジンという材料で仮歯を作製していきます。歯を削る前に型取りをして、歯を削った後に、その型に即時重合レジンを流しこんで、その後いろいろ調整して作製していくのです。
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