歯牙接触癖
投稿日:2019年11月3日
カテゴリ:院長ブログ
こんにちは。今日は、歯牙接触癖(Tooth contact habit)TCHと言われる習慣についてのお話です。
上下の歯牙は、普段口を閉じて黙っている時、2、3mmの隙間があって接触していないのが、通常です。
しかし、歯牙接触癖(TCH)の方は、普段口を閉じて黙っている時、上下の歯牙接触しています。
上下の歯牙が咬合する時は、咀嚼筋という4つの筋肉の筋肉(咬筋、側頭筋、外側翼突筋、内側翼突筋)が、緊張します。
上下の歯牙が接触していない時は、咀嚼筋は、緊張していません。なのでリラックスした状態です。しかし、上下の歯牙が常に接触していると、常に咀嚼筋が緊張した状態になります。
そうすると、顎関節症を引き起こしたり、筋の拘縮を引き起こし、痛みを伴ったりします。
そのため、肩凝りや頭痛を引き起こしたりする原因の一つになるのです。
もし、肩凝りや頭痛でお困りの方がいらっしゃったら、この歯牙接触癖(TCH)をやめてみると良くなる事があるかもしれません。
方法は、ただ普段の生活で、黙っている時に、上下の歯牙が接触していると思ったら、歯牙が接触しないように離すよう意識するだけです。
どうぞ皆さんもお試しください。
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