エナメル質初期齲蝕加算
投稿日:2019年12月5日
カテゴリ:院長ブログ
エナメル質初期齲蝕加算というものがあります。これは、かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所(か強診)といって、この施設基準を満たしている歯科医院のみが、行うことができます。
初期の齲蝕(虫歯)は、まだ可逆性で、歯の成分であるハイドロキシアパタイトの成分にフッ素を結合させることで、齲蝕(虫歯)が進行しません。健康な歯質はより強固になります。
特に小児のはえたての歯は、まだ歯の成分がすこし幼若なため、フッ素の成分を多く吸収しやすいです。そのため、小児のフッ素予防は大きな効果が期待できます。
大人の永久歯も、小児の歯程ではありませんが、歯というのは常に唾液の中で吸収と再生を繰り返してるわけです。吸収が多くなると虫歯になるわけです。しかし、基本的には、唾液中のカルシウムの成分を取り込んで歯質(ハイドロキシアパタイト)を再生しているわけです。フッ素を取り込むと、この歯質の(ハイドロキシアパタイト)が分解されにくい構造になるため、フッ素は虫歯予防になるわけです。
虫歯の予防は札幌市西区の村川歯科医院にご相談ください。
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