口呼吸は危険?口呼吸が及ぼす悪影響とは?
投稿日:2022年7月6日
カテゴリ:スタッフブログ
口呼吸は危険?口呼吸が及ぼす悪影響について
昨今では、口で呼吸(口呼吸)をする方が増えており、問題視されています。
そもそもお口は消化器官であり、呼吸器官ではありません。鼻呼吸では十分な酸素が供給できない場合などに呼吸の補助をする役割を担っていますが、メインで呼吸をする器官ではないのです。そのため、口呼吸が習慣になってしまうことで体には様々な悪影響が生じます。
▼口呼吸によって生じる主な悪影響については下記の通りです。
口腔内・喉が乾燥する
口呼吸はお口の中を空気が常に行き来するため、口腔内や喉が乾燥しやすくなります。口腔内や喉が乾燥してしまうと、喉のリンパ組織が炎症を起こしたり、いびきの原因となったりします。さらに、体が緊張してしまうため、睡眠が浅くなるなどの問題も予想されます。
風邪・インフルエンザなどのリスクが高くなる
鼻には呼吸時に吸い込んだウィルスや有害物質を体内に取り込まないためのフィルター機能があります。しかし、お口にはフィルター機能がなく、ウィルスや有害物質が直接体内に取り込まれてしまうため、免疫力が低下し、風邪やインフルエンザなどの病気やアレルギーを引き起こす可能性が高くなります。
歯並びが悪くなる・顔が歪む
口呼吸が習慣になると、お口が開いてることが多くなります。そうすると、お口周りの筋力低下から頬や口元がたるんで顔が歪んだり、顎の発育異常や舌の位置が低くなったりすることによって歯並びが悪くなってしまう可能性が高くなります。将来の顔つきが大きく変わるため、発育中のお子様は特に注意が必要です。
虫歯・歯周病・口臭リスクが高くなる
口呼吸によって口腔内が乾燥した状態が長くなると、唾液の自浄作用や殺菌効果が低下してしまいます。そのため、汚れが蓄積して細菌が繁殖しやすくなり、結果として虫歯や歯周病、口臭リスクが高くなってしまいます。
上記のように口呼吸が習慣になることで様々な悪影響が予想されます。口呼吸の自覚がある方はできるだけ鼻で呼吸することを意識しましょう。また、必要に応じて歯科医院で適切な治療を受けることをおすすめします。
■ 他の記事を読む■