動揺歯の固定
投稿日:2019年12月7日
カテゴリ:院長ブログ
皆さんお元気でおすごしでしょうか?
歯周病の進行などによって、歯が動揺してくることがあります。
対応としては、咬合調整か、動揺歯の固定か、そのままにするということでしょう。
本日来院された患者さんは重度の歯周病のため動揺歯の固定を行いました。
下顎の前歯部でかなり動揺が大きく、保存は難しい状態です。
スーパーボンドという歯の接着剤を使って固定しました。まず、接着する歯にエッチングという薬で表面処理して、接着剤の接着力を強くします。その後、粉と液を筆で混ぜて、歯の表面に積層していきます。5分ほどで硬化しますので、その後、表面がざらざらするので、研磨して終わりです。
ある程度簡単な方法でやりやすいですが、やはり場合によっては外れやすいです。そのため、ワイヤーを沿わせて固定したりする方法がありますが、今回は前歯部のため、審美性に問題あるため行いませんでした。
他にも歯を削って被せ物で連結冠にする方法もありますが、歯を切削しなくてはいけません。いろいろなほうほうがありますが、それぞれ、メリットデメリットがあるのです。
札幌市西区の村川歯科医院では歯の動揺の治療も行っております。
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