下顎水平埋伏歯の抜歯
投稿日:2020年8月21日
カテゴリ:院長ブログ
8月に入り気温も暑く、札幌西区の皆様はお元気におすごしでしょうか?
下顎水平埋伏の抜歯ですが、たまに下顎管という太い神経と血管が隣接していることがあります。通常のパノラマX線写真では2次元的にしか画像が写りません。そのため、奥行きがわからないのです。
そこで、当院では、歯科用CTを導入しております。CTを使えば3次元的に画像が撮影できるため、奥行きを確認できます。
CT撮影し、下顎管と水平埋伏歯の位置を確認した後、手術の開始です。
7番目の歯の近心に縦切開を入れて歯肉溝切開を入れます。その後、7番の遠心にも切開を広げていき、歯肉弁を剥離していきます。その後、骨を削除します。
それから、歯を分割していきます。歯冠といわれる歯の頭の部分と歯根に分けていきます。歯冠を取り出した後、へーベルという器具を歯根に挿入して歯根を脱臼させます。
脱臼した後、歯根を取り出します。そして剥離した歯肉弁を縫合して終了です。
もちろん痛み止め、化膿止め、胃薬を処方します。
親知らずでお困りの方は札幌市西区の村川歯科医院にご相談ください。
■ 他の記事を読む■