お口の中が乾燥するドライマウスの原因や対処法
投稿日:2022年5月10日
カテゴリ:スタッフブログ
お口の中が乾燥するドライマウスの原因や対処法について
お口の中が乾燥する症状をドライマウスといいます。ドライマウスは年々増加傾向にあり、約800万人の方がお口の乾燥に悩まされています。※自覚症状がない方も含めると約3,000万人にも及ぶと言われています。
今回はドライマウスになる原因とお口の乾燥を緩和するための対処法について解説したいと思います。
ドライマウスになる原因とは?
ドライマウスは唾液の分泌量が低下することによって生じます。唾液の分泌量が減少する原因は下記のような様々なことが考えられます。
加齢(老化)
加齢によって唾液腺の働きが衰えていくため、唾液の分泌量が少なくなり、ドライマウスになりやすくなります。
精神的負担・ストレス
緊張やストレスなどの精神的な負担が多くなると、交感神経が優位になるため、唾液の分泌量が低下し、お口の中が乾燥しやすくなります。
薬の副作用
持病などがある方で日常的にお薬を服用されている場合は、お薬の副作用によって唾液の分泌量が減少し、お口の中が乾燥することがあります。
糖尿病・腎疾患
糖尿病や腎疾患などの病気の影響によって唾液の分泌量が少なくなり、ドライマウスになることもあります。
口呼吸
唾液の分泌量に問題がない場合でも口で呼吸することが習慣になっている方は、お口の中が乾燥しやすくなります。
不摂生な生活
日頃からきちんとした食事を摂っていなかったり、睡眠が足りていなかったりなど、不摂生な生活が原因でドライマウスのなることがあります。
ドライマウスの対処法について
保湿スプレー・保湿ジェルを活用する
市販の保湿スプレーや保湿ジェルを活用することによって、お口の乾燥を防止することができます。
加湿器を使用する
特に冬場などは空気が乾燥するため、お口の中も乾きやすくなります。加湿器を使用して湿度を高め、お口の中の乾燥を防止しましょう。
唾液線のマッサージ
時間がある時には、唾液線(耳下線、顎下線、舌下線)をマッサージしましょう。唾液腺を刺激することで唾液の分泌を促しましょう。
規則正しい生活を心がける
バランスの良い食事と睡眠時間を確保し、規則正しい生活を心がけましょう。
お口の中が乾燥すると、唾液の除菌効果や歯を修復する再石灰化などの働きが低下するため、虫歯や歯周病、口臭のリスクが高くなってしまいます。お口の乾燥が気になる方は上記の対処法を試したり、歯科医院へ相談して適切な処置を受けましょう。
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