スタッフ紹介
院長 村川 真裕 ~Masahiro Murakawa~
当院は、先代の院長である父が1974年の8月に開院いたしました。父は家族に非常に優しい人でした。私が歯科医になり、当院で患者さんの診療に従事してから、昔から通っている患者さんから、父がとても優しく接してくれたと感謝の気持ちをよく伺いました。そんな父親を歯科医師として、誇らしく思いました。そして、病院に通ってくれる患者さんに感謝の気持ちを持ちました。
小さい頃から両親に愛情を持って育てられました。母に「将来なにになりたい?」と聞かれ、しばらく考えていました。「お父さんと同じ歯医者になったらいいじゃない?」と言われました。大好きな父と同じ仕事をできると思いました。うれしくてすぐに歯医者になろうと思いました。
それから時がたち、高校に進学しました。歯科医院の環境も変化し、また命にかかわる仕事がしたいと思い医学部の道も考えました。道内の国公立の医学部を受験し、落ちました。しかし、昔からの友人と楽しく過ごし、住み慣れた故郷の札幌に残りたいという気持ちがありました。父も歯科医師ということもあり、北海道医療大学に進学しました。
卒業後は、北海道大学歯科診療センターで研修しました。様々な歯科医師と出会いました。尊敬できる歯科医師の先生のもとで学んでいくうちに、歯科医療とは、単に痛みをとって、虫歯をつめるだけのものではないと思いました。
それは、咬合や審美を構築し、食生活を快適にし、人生を豊かにしていくものであると考えるようになりました。
特に、患者さんが入れ歯やインプラントで痛くなく、よく噛んで食事できるようになり、前歯もできて審美的にも満足したときに強くそう感じるようになりました。豊かさとは、単に物理的に豊かなだけではなく、心に余裕があり、落ち着いた状態でなくてはいけません。
一般の歯科医療は、あまり命を救ったりするような医療ではありません。しかし、患者さんの生活の質(Quality of life)の向上、つまり人が社会生活の中で人間らしく、自分らしい暮らしを過ごし、幸福な人生を送るための一助になるものだと考えています。
そのため、尊敬する亡き父に代わり、昔から馴染みのあるこの西野の地域で、昔から通ってくれる患者さん、住み慣れた患者さん、新たに居を構え故郷と思ってくれる患者さんのため、残りの人生を懸けて歯科医療を通じて親しんできた地域社会の人たちへ恩返したいと思います。父のような患者さんにやさしい歯科医療を行っていきたいと思います。
略歴
- 札幌市立宮の森小学校・向陵中学校卒業
- 北海道立札幌西高校卒業
- 北海道医療大学卒業
- 北海道大学歯科診療センター研修
- ファースト歯科勤務
- 北海道医療大学病院勤務
- 村川歯科医院勤務・開業
所属・資格
- 近未来オステオインプラント学会所属
学会発表・講演
- 2018年11月 顎咬合学会 インプラントと天然歯を利用したIODの症例