差し歯が痛くなる原因と痛くなった時の対処法
投稿日:2022年3月17日
カテゴリ:スタッフブログ
差し歯が痛くなる原因と痛くなった時の対処法
過去の治療で差し歯を装着した部分が痛くなる時は、何らかのトラブルが生じています。そのままの状態で放置していると、場合によっては抜歯となる可能性もあります。今回は差し歯が痛くなる原因と痛くなった時の対処法について解説します。
差し歯が痛くなる原因とは?
虫歯が再発している
差し歯の状態が悪いと、虫歯が再発することがあります。神経を残した状態で治療をしている場合は、虫歯の再発によって強い痛みを伴います。
歯根の先端部分に膿が溜まっている
細菌の感染によって歯根部分に炎症が生じる「根尖病変」になると、歯根先端部分に膿が溜まるため、歯茎の腫れをはじめ、痛みや違和感を伴います。
歯根にひびが入っている・歯根が折れている
差し歯を装着している歯は金属製の支台が入っていたり、神経を抜いて脆くなっているため、歯が割れやすくなっています。過度な力がかかると、歯根にひびが入ったり、歯根が折れたりすることによって痛みや腫れが生じます。
歯周病になっている
歯周病によって、差し歯周辺の歯茎が炎症を起こしている場合は痛みを伴います。歯周病は重症化すると、抜歯リスクも高くなりますので注意が必要です。
咬み合わせが悪い
咬み合わせが適切な状態でない場合は、差し歯に大きな負担がかかります。そのため、土台の歯や歯茎に痛みや違和感を感じる可能性があります。
差し歯が痛くなった時の対処法について
すぐに歯科医院へ行けない場合は下記の応急処置をしましょう。痛みがなくなっても根本的な原因は解決していませんので、できるだけ早めに治療しましょう。
痛み止めの薬を飲む
痛みが我慢ができない場合は、痛み止めの薬を飲みましょう。ロキソニンやバファリンなどの市販のお薬で大丈夫です。また、うがい薬でお口の中を消毒することで、痛みが緩和されることもあります。
差し歯の部分を冷やす
歯茎の腫れや痛みがある場合は、差し歯の周辺を冷やすことで痛みが和らぐ場合があります。急激に冷やすと、かえって痛みが強くなる可能性があるため、濡れタオルや冷却シートなどでゆっくりと冷やしましょう。
血液の循環が良くなる行為は控える
血液の循環がよくなると、神経が圧迫されて痛みが強くなる可能性があります。長時間の入浴やアルコールの摂取、激しい運動はできるだけ控えましょう。
差し歯部分をできるだけ使用しないようにする
手や舌で触ったり、固いものを噛んだりすると、差し歯に負担がかかり痛みが強くなる可能性があります。刺激を与えないためにも、できるだけ差し歯を使用しないようにしましょう。
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