重度歯周病
投稿日:2019年10月30日
カテゴリ:院長ブログ
本日重度歯周病の患者さんが来院され、被せ物(クラウン)を装着しました。
歯茎の中は、骨になっており、骨が歯を支えています。健康な人は歯根という歯の根っこの上のほうまで、骨に覆われています。しかし、歯周病になると徐々に歯を支えている骨がとけていきます。歯の長さの半分くらいまでとけると、中等度の歯周病です。そして、歯の長さの半分を超えて骨がとけると重度の歯周病となります。
来院された患者さんは全体的に重度の歯周病で、右下4、5番に動揺がありました。スケリーング、ルートプレーニングという歯石とり、根面の滑沢化を行った後、エムドゲインという薬剤を使った歯周外科、歯周組織再生療法を行いました。
その後、治癒を待ち本日クラウンの連結冠を装着しました。連結冠にしたのは、1本の歯では重度の歯周病になった状態では、歯の支えが少なすぎるため、咬合力に負けて2次性の咬合性外傷という状態になります。そのため、重度の歯周病では歯の連結が必要になってきます。
歯周病でお困りの方はぜひご相談ください。
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