歯周ポケットを大幅に改善する歯肉弁根尖側移動術
投稿日:2020年3月10日
カテゴリ:院長ブログ
歯周ポケットというのは、歯と歯茎の境目にある溝の深さです。ポケットプローブという器具を使って深さを測ります。
歯周ポケットは、歯周病の進行度の指標の一つで深ければ深いほど歯周病が進行しています。
健全な深さは2、3mmで、4mm以上で歯周病です。歯周病は歯周病菌という細菌が多くなると歯肉に炎症を起こし、歯を支えている組織を破壊していきます。
歯周ポケットはその細菌の住処になってしまうのです。歯周病菌は、嫌気生菌といって酸素を嫌います。歯周ポケットが浅い時は空気に触れやすい。つまり酸素に触れやすいですが、歯周ポケットが深くなると空気に触れづらくなり、酸素に触れづらくなり、嫌気生菌である歯周病菌が繁殖しやすくなるのです。
そこで、歯石を除去した後の歯周外科である歯肉弁根尖側移動術(apically repositioned flap surgery)を行うと、歯周ポケットが浅くなるため、歯周病の予後がかなりよくなります。
歯周病でお困りの方は札幌市西区の村川歯科医院にご相談ください。
■ 他の記事を読む■